エセ右翼の賛助金要求の実態と対応

  1. 1 不当要求の実態は?
    不当要求の態様は
    @ 単純接近型・・・・図書購入、寄付金要求、工事下請参入、架空請求(振り込め詐欺)など
    A 癒着(利用)型・・総会屋、地上げ屋、債権回収など
    B 攻撃型・・・・・・製品に対するクレーム、スキャンダルをネタにした金品の要求など
    C 民暴のトライアングル・・上記不当要求を実現するため、許認可権を有する行政庁の力を利用
    などがある。
  2. 2 その対応策は?
    対応の基本は「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」(政府指針)により示されているとおり
    @ 組織としての対応
    A 外部専門機関との連携(警察、弁護士、暴追センター)
    B 取引を含めた一切の関係遮断
    C 有事における民事と刑事の法的対応
    D 裏取引や資金提供の禁止
    の厳守に努める。
  3. 3 具体的に、エセ右翼の賛助金要求とはどのようなものですか?
    エセ右翼は、不当な個人的利益を要求する際に政治運動・社会運動を仮装します。
    したがって、要求する金額を支払わせる場合に、彼らの政治運動・社会運動に協賛する形の「賛助金」名目をとります。
    例えば
    ・交通事故への示談介入については、交通事故被害者救済運動への賛助金という名目であり
    ・産業廃棄物処理業者に対する場合は、環境保護運動への賛助金という名目等です。
    しかし、いくら形式的に正当性を装っても実態は暴力による威力を背景にした不当な利得活動であることは変わりありません。
  4. 3-1 これらの要求に対する対応は?
    はっきり拒否して下さい。
    執拗に要求がある場合は、内容証明郵便などではっきり拒否する旨を通知する。
                    ↓
    場合によっては、刑事事件となることがあるので早めに警察へも相談して下さい。
  5. 3-2 1回だけ賛助金を支払い、次からの拒否の理由としたいが?
    絶対拒否をして下さい。
    なぜなら、ひとたび賛助金を支払うとその後も賛助金の支払いを拒否する理由を見つけられず支払い続けることとなります。
    また、エセ右翼は、仲間らで情報交換をしているようで、他のエセ右翼からも強硬な支払い請求があります。
  6. 3-3 どのように拒否すればいいですか?
    拒否をする際は、理由は告げる必要はありません。
    寄附は相手が正当なものであっても、自由意思に基づいてするものです。
    ましてや、その要求が不法・不当な手段で強要された場合には応じる義務がないばかりか、エセ右翼行為に荷担することになります。

    断る理由で「関係ないから」「わからないから」等と言うと、それに食い下がってきますので、理由は告げないことが肝要です。